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植栽で日当りの調整ができないかしら。

昔から、夏にはグリーンカーテンとして「窓の前にアサガオ等のつる性の植物を植える」という方法があり、誰もが一度は見かけたことがあるのではないでしょうか?

水遣りなどのお手入れは夏の間だけ、かつ生命力のある植物で扱いも簡単、失敗しにくい方法です。おまけに花や実も楽しめたりしますね。

ちなみにゴーヤでグリーンカーテンをしているところがあると聞いたことがありますが、個人的にはキュウリの方が好きです。

樹木で日当たり調整するメリット

グリーンカーテンのような一時的なものではなく、樹木で日当り調整をしたいという場合は「落葉性広葉樹」を植えます。

落葉性の植栽を植えることで、夏は茂った葉で日差しをさえぎり、冬には葉が落ち日差しを取り入れることが出来ます。

また、「落葉性」でも背が低くては日差しをさえぎれないので「高木」を選ぶことも大切です。

落葉性の植物は春に花が咲いたり、秋の紅葉が美しかったりするものが多いので、日当り調整以外にもメリットがあります。

日当り調整に適した落葉性広葉樹の主な種類

落葉性広葉樹にはどんな木があるのか少しだけ紹介いたします。

●ヤマボウシ

庭木としてメジャーなヤマボウシ。どんなお庭にも合います。

病害虫に強く、樹形も自然に整うため、手がかかりません。その上花、紅葉、実も楽しめます。

日当り調整の為ではなく、シンボルツリーとして植える場合も多いです。

ヤマボウシ.jpg

ハナミズキ

別名をアメリカヤマボウシといい、上記のヤマボウシととても似ています。

少しだけ病害虫に弱いですが、ヤマボウシと同じく花も紅葉も実も楽しめます。

実は、ヤマボウシと共に花びらに見える部分は葉っぱの変形した苞(ほう)という部分です。

ハナミズキ.jpg

カツラ

ハート型の葉っぱが可愛いカツラ。洋風なお庭に向きます。

花は咲きますが、淡緑色の新梢、秋の黄葉が大変美しく四季を通じて楽しめます。

ただし、とても大きくなる木なので植える場所に注意が必要です。

カツラ.jpg

エゴノキ

たくさんの花をつける姿が見ごたえのあるエゴノキ。

どの庭にも向きますが、状況によっては病害虫の被害が見られるようです。

実はエゴサポニンという毒をもっています。

エゴノキ.jpg

アカシア類

黄色い花がたわわに咲くアカシア。葉っぱの形も独特で可愛いですね。

病害虫に強く、傾向としては洋風の庭に向きます。

ただし、放っておくと大きな木になってしまうので、剪定をしっかりする必要があります。

アカシア類.jpg

いかがでしたでしょうか。

この他にもたくさんの種類がありますので、きっとお好みの木が見つかります。

ご参考までに。